歯科衛生士の転職理由で多いのが「人間関係」ですが、そんなに人間関係で悩む仕事なの?

Main 20190916
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離職率、転職率の高い歯科衛生士ですが、転職理由として常に多く挙げられているのは人間関係です。
とは言え、患者さんとして歯科医院に行くとそれを感じさせる機会はなく、
本当に人間関係で悩む歯科衛生士が多いのか疑ってしまうほどですよね。

とは言え、データとして挙げっている以上事実は事実、なぜ歯科衛生士は人間関係で悩むのでしょうか。
そこで、ここでは歯科衛生士の転職理由として多い「人間関係」をテーマにして、
歯科衛生士はなぜ人間関係で悩むのか?…その理由として考えられることを挙げていきます。

1. 少数運営の宿命


歯科医院は会社のように大勢の従業員がいるわけではなく、院長を含めた数名の少数運営が基本です。
そして、職場の人間関係で悩むのは少数運営の宿命でもあり、歯科衛生士もその例外ではありません。
少数運営の場合、気がある者同士が集まると職場が楽しく思えるほどの人間関係を築けるでしょう。

しかし逆だった場合、つまり気が合わない者同士だと転職したくなるほど人間関係が苦痛であり、
なぜなら少数運営であるためどうしても全員と関わる必要があるからです。
つまり歯科衛生士の場合、環境的に職場に嫌な人がいてもその人を無視して仕事できないのです。

2. 院長との距離が近い

院長は歯科医院で最も偉くて権力を持っており、会社で例えるなら社長の立場でしょう。
全ての会社を対象にすれば社長が嫌いな従業員はいくらでもいるでしょうが、
それは転職するほどの悩みにはならず、なぜなら社長と顔を合わせる機会はそうそうないからです。

しかし、少数運営の歯科医院では院長は常に歯科衛生士の傍にいますし、
それどころか毎日一緒に仕事しなければならない関係ですね。
しかも立場上院長には逆らえず、そのため院長が嫌になって転職するケースもあるのです。

3. 女性が多い環境


女性の多い職場はどうしても人間関係で揉めやすく、それは女性がよく理解しているでしょう。
歯科衛生士に性別の限定はないものの、割合として女性が多く、
そのため歯科医院は必然的に女性の多い職場となります。

これが原因で人間関係の悩を持つ歯科衛生士は多く、特に力を持つベテランの歯科衛生士がいると厄介です。
これもまた人数の多い環境なら我慢できる範囲かもしれませんが、
少数運営かつ女性が多い職場の人間関係で悩んだ場合、それは転職するほど大きな悩みになってしまいます。

4. 患者さんとの相性

「人と接する仕事」と聞くと、販売などのサービス業を連想すると思います。
しかし歯科衛生士も人と接する仕事であり、「歯科衛生士と患者」は「店員と客」に近い関係がありますよね。
処置によってはクレームが入るでしょうし、それ以前に理不尽なクレームすら時にはあるでしょう。

サービス業で働く人なら、そのような問題で悩むことは覚悟しているでしょうが、
歯科衛生士として働く人が果たしてそれと同じ覚悟を持っているでしょうか。
中にはその覚悟ができていないことで患者さんとの関係に悩み、嫌になってしまう歯科衛生士もいるのです。

5. 歯科衛生士は転職しやすい

歯科衛生士は、国家資格だけあって転職に有利です。
例え今の歯科医院を辞めたとしても、他の歯科医院で歯科衛生士として働ける機会はいくらでもあるでしょう。
そして、この状況が歯科衛生士の転職が多い理由に深く関係しています。

例えば人間関係で悩んだとしても、そもそも転職が難しければ我慢して働く人が多いですよね。
しかし、歯科衛生士の求人募集は現状尽きることがないですから、
今の歯科医院を辞めてもすぐにまた歯科衛生士として働ける…その余裕が積極的な転職につながっています。

6. 治療方針の意見の相違

歯科衛生士は資格上の理由から医療行為が行えず、あくまで歯科医師のサポートが仕事です。
最も、現場で働くと知識は身に付きますから、時には治療方針を提案したいこともあるでしょう。
しかし、サポート役である歯科衛生士は歯科医師の治療方針に従うしかありません。

もちろん意見を聞いてくれる歯科医師もいるでしょうが、全ての歯科医師がそうとは限らないですし、
院長に対しては意見を言うことすらしづらいでしょう。このため治療方針の意見の相違で悩んでしまうと、
その歯科医師と一緒に仕事するのが嫌になってしまい、転職しようと考える歯科衛生士も多いのです。

まとめ

歯科衛生士が人間関係で悩みやすい理由は、職場の環境と歯科衛生士の権力を考えると想像しやすいです。
歯科医院という職場は一般の企業と違って少数運営が基本であり、
そのため気が合わない仲間がいても必ず顔を合わせ、さらに一緒に仕事しなければなりません。

しかも「院長と一緒に仕事をする」、「女性が多い」など、人間関係で悩みやすい原因が多々あり、
我慢できなくなって転職する歯科衛生士が多いのです。
また歯科衛生士の求人募集は多いですから、それも転職の決意を後押しすることにつながっているのでしょう。

 

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