歯科衛生士の離職率が高いのはなぜ?

Main 20190818
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歯科の業界では既に周知の事実になっているのが、歯科衛生士の離職率の高さです。
歯科衛生士は新人が入ってきてもすぐに辞めてしまうことが多く、
そのためベテランの歯科衛生士のいる歯科医院は他院から羨ましく思われるほどの状況です。

もちろん、全ての歯科衛生士がそうなってしまうわけではないですが、
それでも離職率の高い業種であることは事実ですし、それには何らかの理由があるのでしょう。
そこで、ここでは歯科衛生士の離職率が高い理由について考えていきます。

1. 人間関係


歯科衛生士が離職する理由として最も多いのが人間関係です。
とは言え、どんな業種においても人間関係で悩まない人はまずいないでしょうから、
人間関係は社会人にとって宿命とも言える悩みでしょう。
ただ歯科衛生士の場合はそれがより深刻で、その理由として次のことが挙げられます。

少数運営

歯科衛生士の勤務先は歯科医院であり、歯科医院は少数運営が基本です。
このため、一人合わない人がいるだけでその悩みは深刻になりますし、
それも毎日顔を合わせることから、他の業種に比べて人間関係を我慢するのが辛いのです。

院長との相性

例えば一般企業の場合、例え社長が嫌いでも顔を合わせることはほとんどないでしょう。
しかし、歯科衛生士の場合は院長が常にそばにいますし、それも一緒に仕事しなければなりません。
相手が院長である以上逆らえず、院長との相性の悪さで悩む歯科衛生士も多いのです。

女性が多い

歯科衛生士も歯科助手も女性が多く、そのため歯科衛生士の職場は女性の多い環境です。
あくまで一般論ですが女性同士は男性同士に比べて感情的になりやすく、
そのため女性の多い職場で働くことで疲れてしまう歯科衛生士も少なくありません。

2. 仕事内容の不満


歯科衛生士の資格を取得して歯科衛生士として働く以上、
仕事内容を知った上でそれに惹かれて働いているはずです。
それなのになぜ仕事内容に不満が出るのか?…それには次の理由が挙げられます。

範囲外の仕事を任される

歯科衛生士の仕事の基本は歯科医師のサポートや予防処置であり、治療の類を行うことはできません。
ただ、人手不足で院長がルーズな歯科医院だとそれ以外…つまり範囲外の仕事を任されることもあり、
違法である上に割に合わず、仕事内容に不満を持つケースもあるのです。

勤務時間が不満

歯科衛生士の勤務時間は、来院した患者さん次第で長引くこともあります。
元々遅い時間まで診療を受け付けている歯科医院で働く場合、仕事が終わるのがより遅くなってしまい、
サービス残業が多く、思っていた時間帯で働けないのが不満で離職する歯科衛生士も多いでしょう。

衛生管理がルーズ

歯科衛生士の職場は、医療行為を行う歯科医院です。
このため衛生管理を徹底しなければなりませんが、それが不充分な歯科医院が存在するのも事実です。
そのような環境の歯科医院に勤める歯科衛生士は安心して働けず、離職してしまうケースもあります。

3. プライベートな理由での離職


歯科衛生士は女性が多く、それが理由で男性の多い職場に比べて離職率も高くなっています。
この場合、離職の理由は不満の類ではなく、プライベートなものでしょう。
例えば次の理由で離職するケースがあり、いずれも離職の理由として男性にはないものばかりです。

出産

既婚の歯科衛生士は出産を理由に離職することもあるでしょう。責任ある仕事とは言え、プライベート…特に出産は一生に関わることですから、
例えベテランの歯科衛生士でも結婚・妊娠・出産は充分な離職の理由です。

夫の転勤

これも既婚の歯科衛生士の離職の理由として多く、それは夫の転勤です。
実際、一年間の離職の流れを分析すると転勤シーズンに離職する歯科衛生士は多く、
転職する側としてはその時期が転職するタイミングの狙い目でもあります。

休暇

歯科衛生士は勤める歯科医院に強いこだわりさえなければ、正直就職に困ることはないでしょう。
今では、歯科医院が飽和状態になりつつあると言われるくらいたくさん存在しますからね。
このためいつでもまた働けると思って、お金が貯まった頃に一旦離職する歯科衛生士もいるのです。

まとめ

歯科衛生士の離職率の高さを考える上で、ポイントなるのは人間関係の問題でしょう。
これは歯科衛生士の離職の理由としても最も多く、
なぜそこまで歯科衛生士は人間で悩むのか不思議に感じる人も少なくないと思います。

その理由は、歯科衛生士の勤務先が歯科医院であることで、一般企業と違って少数運営の環境です。
例えばある企業では100人が勤めているとして、その中に一人合わない人がいてもさほど問題ないでしょう。
しかし5人や6人の環境で合わない人がいればその悩みは深刻なり、そのため離職に至ってしまうのです。

 

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