歯科衛生士の範囲を超えた仕事をしているなら転職を考えるべき

Main 20190719
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歯科衛生士とした働くあなたの毎日の仕事内容を細かく挙げた時、
もしかするとその中には本来行ってはいけない仕事が含まれているかもしれません。
その場合、あなたの行為は違法であり、トラブルが起こった時には責任問題にもなるでしょう。

もちろん、一番悪いのはそれを指示した院長・歯科医師ですが、
あなた自身にも責任がかかる以上、トラブルが起こった時に無関係というわけにはありません。
そこで改めて歯科衛生士の仕事を認識し、それを超えた仕事を行っているなら転職すべきです。


1. 歯科衛生士の仕事内容


歯科衛生士の仕事内容は主に次の3つであり、どこまで任されるのかは歯科医院によって異なります。

予防処置

歯科医院では予防治療を行っており、主にそれはフッ素塗布やプラーク・歯石の除去です。
歯科衛生士は歯科医師の指示の元、こうした予防処置を行います。

診療補助

歯科医師の指示の元、診療のアシスタント補助…すなわち補助を行います。
また、患者さんとコミュニケーションをとって信頼関係を築くのも歯科衛生士の大切な役割です。

保健指導

口腔内の健康状態を維持するため、必要なセルフケアの方法を患者さんに伝えます。
具体的には、正しい生活習慣やブラッシングの方法を指導、患者さんの健康を守るためのサポートです。

…これらのことから分かるとおり、歯科衛生士はあくまで歯科医師のサポート役であり、
歯科医師の監督下であれば診療機械の使用やカルテへの書き込みなども行えます。
しかし、歯の切削や抜歯などの治療行為は、例え歯科医師の監督下であったとしても禁じられているのです。

2. 歯科衛生士が可能な仕事内容とその範囲


上記で説明した歯科衛生士の仕事内容を、もっと分かりやすくまとめてみましょう。

2-1. 歯科衛生士一人だけで行えるもの

●口内の付着物の機械的除去(クリーニング)
●フッ素塗布
●ブラッシングの指導
●診療の準備
●その他の事務作業

2-2. 歯科医師の監督下で行えるもの

●診療機械の使用
●ホワイトニングの医薬品などにおける授与と指示
●カルテの書き込み

2-3. 歯科衛生士では行えないもの

●歯の切削
●切開や抜歯
●歯石の除去の目的以外となる麻酔注射
●補綴物の装着
●精密印象と咬合採得
●レントゲン撮影

…レントゲン撮影は、正確には準備だけなら歯科衛生士でも行えますが、ボタンを押す行為は禁止です。
また、詰め物の処置は歯科衛生士でも行えるものの、
技術的な理由から実際には歯科医師が行うケースがほとんどでしょう。

3. 違法行為の指示


歯科医院の中には、本来歯科衛生士が行えない治療を院長が指示するところもあり、
当然それは違法行為になります。最も、その院長が悪質な考えを持っているのか、
もしくは法律を熟知していないのか、それは分かりません。

しかし違法行為をしている以上は処罰の対象になりますし、それは命じられた歯科衛生士にも言えることです。
このため、違法行為を指示する歯科医院に勤めているなら転職…それ以前に退職すべきですし、
そうしなければあなた自身に被害が及んでしまうでしょう。

4. 負担が大きな仕事を任されるなら転職を考えるべき

上記でも説明しましたが、例えば詰め物の処置は歯科衛生士でも行えます。
しかし、実際には歯科医師が行うケースが多く、それは詰め物の処置には技術を要するからです。
例え違法でなくても、こうした負担の大きな仕事を任されるなら転職を考えるべきでしょう。

と言うのも、技術を要する仕事を任され、処置を失敗すればそのクレームはあなたに向けられるからです。
歯科衛生士はあくまで歯科医師のサポート役が基本ですから、
そこまで大きな責任を背負うことはできないですし、それなら転職を考えた方が良いでしょう。

5. 転職の最適な時期は9月~10月


転職する際、その時期として最適なのは9月~10月です。
この時期は転勤シーズンであり、また4月から入った新卒の歯科衛生士が一人前になる時期でもあります。
このため既婚の歯科衛生士やベテランの歯科衛生士が退職しやすく、そのため求人募集も増えるのです。

ですから、本来ならこの時期を目途に転職のスケジュールを立てますが、
違法行為を理由とした転職なら早く退職すべきでしょう。この場合、無理に転職すると失敗のリスクがあるため、
一旦退職して9月~10月の時期を待って再就職という形を狙うのが安全でしょう。


まとめ


知らず知らずのうちに違法行為を指示される歯科衛生士は少なく、
それが発覚した時の代償は非常に大きなものになってしまいます。
ですから、歯科衛生士の範囲を超えた仕事を任せられる歯科医院には勤めるべきではありません。

違法行為をさせられる上に負担も大きければ、その歯科医院で働く意味はないですからね。
給与・時間などの勤務形態、人間関係…本来転職で重視すべきポイントはこれらでしょう。
しかし、根本として大切なのは、その歯科医院が法律を守る正しい歯科医院であることです。

 

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