歯科衛生士の転職カレンダー

Main 20190620
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歯科衛生士は国家資格であり、なおかつ歯科衛生士が不足している現状を考えれば、
転職して他の歯科医院で働くこと自体は容易でしょう。しかし、転職を成功させるとなると話は別で、
より好条件の歯科医院で働く必要がありますし、そもそもそのための求人がなければなりません。
そこで重要になってくるのが、歯科衛生士の転職事情を知って最適な転職のタイミングを考えることです。


1. 歯科衛生士の業界の季節ごとの動向

歯科衛生士の業界に注目した時、転職に関係する部分の動向は季節ごとに変化します。

春 :新人の離職者が多い

春は新人が入る一方で離職者も増えます。これは新人が5月病によって辞めてしまうからで、
さらに人間関係を理由に辞める新人も多いでしょう。このため求人が増える時期でもありますが、
そもそも新人はまだ戦力となっていないため、急いで新しい歯科衛生士を募集しない歯科医院もあります。

夏 :転職を考える人が増える

夏はボーナスの時期であるため、この時期の離職者はそれほどいなくて安定しています。
このため、転職する側としては求人が少なく苦労する時期になるでしょう。
一方で、秋を目途に転職を考えようとする歯科衛生士も増えてきます。

秋 :ベテランの離職者が多い

秋は離職者が多く、ただ春の場合と違うのはこの時期の離職者はベテランの歯科衛生士が多いという点です。
少数運営の歯科医院にとってベテランの歯科衛生士の離職は痛く、
そのため求人が多く見られるようになり、それにあわせて転職希望者も増える時期になります。

冬 :動向の変化があまりない

まず冬のボーナスの時期であるため、この時期の離職者はそれほどいないでしょう。
さらに春に入ることを見越している歯科医院が多いため、特に求人が増えることもありません。
このため、転職において冬は目立った動向があまりないのが特徴です。

2. 転職希望者が増える時期

歯科衛生士の業界では、毎年転職希望者が必ずと言っていいほど増える時期があります。
これは上記の「歯科衛生士の業界の季節ごとの動向」から判断でき、結論を言うと春と秋です。

春に転職希望者が増える理由

春から働く新人の歯科衛生士の中には、すぐに辞めてしまう人も少なくありません。
また、人間関係で悩む新人の歯科衛生士は、他の歯科医院で働きたいと考えて早くも転職を希望します。
新人が辞めたことで求人を出す歯科医院もあり、そのため転職希望者が増えるのです。

秋に転職希望者が増える理由

秋に辞める歯科衛生士はベテランが多く、それは新人が育って職場が落ち着いたことなどが理由です。
ただ、歯科医院にとってベテランの歯科衛生士が辞めるのは大きなダメージですから、
代わりの歯科衛生士がすぐにでも必要になって求人が増え、そのため転職希望者も増えるのです。

…離職するだけならともかく、転職となると新たな職場を探さなければなりません。
そして、新たな職場を探すには当然多くの求人があった方が有利でしょう。
つまり、「転職希望者が増える時期=求人が増える時期」であり、それが春と秋なのです。

3. 月ごとの転職事情と転職の難易度

では次に、月ごとの転職事情と転職の難易度について考えてみましょう。

1月 :新卒の歯科衛生士の就職活動が活発なため、求人も多いが応募する人も多い

2月 :新卒の歯科衛生士が国家試験の準備に入るため、すぐ働ける経験者を求める歯科医院もある

3月 :新卒の歯科衛生士を考慮して求人が多いが、過剰な宣伝もあり歯科医院の良し悪しを判断しづらい

4月 :新卒の歯科衛生士が入ることで求人が減るため、転職活動する時期に向いていない

5月 :5月病などを理由に辞める新人の歯科衛生士が多く、そのため求人が増えて転職活動しやすい

6月 :求人は一定数あるが、この時期に人が足りない歯科医院は何らかの欠点がある可能性が高い

7月 :ボーナスのため辞める歯科衛生士が少なく、そのため求人が少なく転職活動する時期に向いていない

8月 :ボーナスのため辞める歯科衛生士が少なく、そのため求人が少なく転職活動する時期に向いていない

9月 :ベテランの歯科衛生士が辞める時期のため、求人が増えて転職活動に適した時期

10月 :9月に続いて転職活動に適しているが、好条件の歯科医院は9月で人が決まってあまり残っていない

11月 :9月、10月を経たことで好条件の歯科医院はほとんど残っておらず、転職できても失敗しやすい

12月 :ボーナスのため辞める歯科衛生士が少なく、そのため求人が少なく転職活動する時期に向いていない

…このように、歯科衛生士の転職は月ごとでその難易度が変化します。
求人が多くて好条件の歯科医院が多い、これが歯科衛生士の転職の時期において必要なポイントですから、
それを満たす可能性が高い9月の時期を転職の最適な時期と考えると良いでしょう。


いかがでしたか?
最後に、歯科衛生士の転職カレンダーについてまとめます。

1. 歯科衛生士の業界の季節ごとの動向 :離職者が多くなるのは春と秋

2. 転職希望者が増える時期 :離職者が多くなる春と秋は求人が増えるため、転職希望者も増える

3. 月ごとの転職事情と転職の難易度 :求人が多く、なおかつ好条件の歯科医院が多いのは9月

転職に最適な時期は秋…正確には9月が目安となりますが、実際に転職するとなると準備が必要です。
現在の職場を辞めるにあたって引継ぎもしなければならないですし、
退職の意思を伝えて新たな歯科衛生士の募集もしてもらわなければなりません。
このため、転職を成功させるには転職の最適な時期を知るだけでなく、
その時期に転職できるようにするためのタイムスケジュールを考えることも大切です。

 

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