転職と年齢の関係④ 採用されやすい年代

Main 20190515
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歯科衛生士は、勤務の実情が年齢に反映される職種のひとつです。例えば、医療系の職種であれば、看護師や理学療法士、作業療法士などさまざまなものがありますが、その中でも歯科衛生士は特に30代以上の人が少ない職種といえるでしょう。その理由として考えられるのが、勤務時間の長さや休みの取りにくさ、低めの給与などがあげられます。

女性がプロフェッショナルとして働くためには、男性とは異なる状況があります。一般的に、女性は結婚や出産といった人生の大きなイベントがあり、それに伴って仕事と両立するのが難しくなります。特に出産後のフォロー体制が万全ではない職場もあることから、子どもを見てくれる人がいないという理由で、仕事から離れざるを得ないという現状があるようです。
こういった社会的な事情によって、採用する歯科医院としても採用する歯科衛生士の年齢や採用のタイミングに悩むことがあるのも事実です。

そこで、歯科衛生士の転職について、歯科医院から見た採用しやすい年代について考えてみました。

転職で採用される年代のピーク


当然のことながら、20代は採用のチャンスが最も大きい転職向けにピークの年代です。

なぜなら、歯科医院としては「少しでも長く働ける人」「ばりばり働ける人」「即戦力となる人」を求めているからです。機動力があって動きも軽く、仕事の覚えも早いことが期待できる20代を採用したいというのは、募集しているどの歯科医院でも本音でしょう。ただ、20代後半の歯科衛生士については、この年代で最も憂慮されることとして面接の際に「結婚の予定があるか」という点で確認されることがあります。

それでは、30代はどうでしょう。30代は経験を積み人間的にも成熟して、最も充実している年代といわれています。社会人としての自覚もあり、いずれは責任ある仕事も任せられるような存在となる可能性も持っています。その証拠に、1ヶ所に長く勤務している30代の歯科衛生士の中には、主任となって若い歯科衛生士をまとめる立場にある人もいます。ただし、20代後半から30代は女性としても人生を考える時期。結婚して家庭に入るか、結婚しても仕事を続けるか、結婚せず仕事に生きるか、といった選択に女性として頭を悩ませる年代ともいえます。

採用者が敬遠する年代


近年は、40代以降の歯科衛生士の復職率がとても高くなっています。平成18年と平成26年の就業歯科衛生士の人数を比較してみると。20代と30代に大きな変化はありませんが、40代50代が格段に増加しています。

しかし、これはあくまでも就業している歯科衛生士の数であり、採用者の数ではないことに注意が必要です。この数には18年より前から継続して勤務している歯科衛生士が、年齢を重ねて40代50代になった数も含まれているということです。
実際にブランクがあり転職を目指す歯科衛生士の採用については、40代からハードルが急に上がるのは否めません。

その理由としては、「他のスタッフとうまくやっていけるかの不安」「指示したり注意されることに対する素直で柔軟な姿勢があるかの不安」「仕事を覚えるのに時間がかかるのではないかという不安」「体力的な不安」「家庭との両立ができるのかの不安」などさまざまです。さすがに40代ともなると、さまざまな不安要素を想定しなければならないようですね。ですから、採用情報には年齢不問などと書かれていても、実際の面接となるとそうスムーズにはいかないということは覚悟しておくことが必要でしょう。

もちろん、中にはベテランを求めている歯科医院もあります。現在勤務するスタッフや院長先生の年齢が比較的高い歯科医院、患者さんの層が高年齢の方が多い歯科医院、応募に柔軟に対応してくれる歯科医院などもたくさんありますので、情報収集は丁寧に行うことが必要です。

年齢の壁を払拭するPR術


40代以降の転職を成功させるには、自己PRをどれだけうまくやれるかが大きなポイントです。そこで、年齢の壁を乗り越えるPRのコツを紹介しましょう。


・言葉遣いや態度は謙虚に
・面接ではくだけ過ぎないように質問に的確な返答を
・過去の勤務に関する経験を細かく説明する
・過去の勤務に固執せず新たに勉強するという姿勢をみせる
・ブランクの理由と期間を説明できるようにしておく
・業務に関するすべての事項を曖昧にならないようにしておく


採用する歯科医院としては、歯科衛生士としての経歴やブランクに関する情報、そして現在の家庭環境が勤務にどの程度影響するかについて知りたいところです。「確かこうだったと思います」「多分大丈夫です。」「なんとかなると思います」といった曖昧な受け答えをすると、採用に慎重になることは明らかです。どんな質問でも、明確に伝えることが大切ですので応募を決める前にしっかりまとめておきましょう。

 

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