転職と年齢の関係② 40代50代の憂い

Main 20190515
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歯科衛生士として転職しようかなと思っている人は、転職活動に入る前にいろいろなことに思いを巡らせます。年齢やキャリアの違いがあるため、転職への不安もまちまちですが、特に40代50代のシニア世代が真っ先に考えるのは「私の年齢で採用されるだろうか…」という思いではないでしょうか。心身ともに元気でバイタリティに溢れた20代や、油が乗ってきた働き盛りの30代と違って、40代50代ともなるといろいろな面で不安要素が浮かんでくるものです。特に多い悩みとしては、「体力がついていくだろうか」「若いスタッフに馴染めるだろうか」「仕事を覚えられるだろうか」といったところではないでしょうか。
実は、こういった不安は応募する側だけではなく、採用する側にもあるのです。
そこで40代50代の転職について、特に採用側の事情に視点を当ててみました。

採用側が躊躇する40代50代


例えば、求人を出している歯科医院に2人の歯科衛生士が応募してきた場合、歯科医院側は履歴書を見て最初に年齢をみるでしょう。さて20代と50代でどちらを面接しようか…と天秤にかけた時、おそらく20代から面接を行う歯科医院が多いでしょう。その理由としてあげられるのが、「年齢によるリスク」です。
もちろん、どんな人であっても採用するにはリスクを伴います。前職をなぜ辞めたのか、なぜ転職しようと考えたのか、といった点は年齢に関係なく気になるものです。

また、これまでどういったスキルを身に着けてきたのか、ブランクはどれくらいあるのかなども採用側としてはチェックする点です。
もちろん、シニア世代の中にもしっかりキャリアを積んできた歯科衛生士がいるでしょう。ただ、長いキャリアがある歯科衛生士ほど容易に転職しない傾向にあります。そのため、シニアになってから転職活動をしている歯科衛生士は、子育てなどの事情があってやや長いブランクがあることが多いのです。時には、先生より年齢が上の歯科衛生士が応募してくることもあります。現在開業している歯科医院の院長先生の年齢は、平均して40代が最も多いようです。そのため、年齢が上の歯科衛生士が入ると「使いづらい」というのが正直な印象であることは否めませんね。

なぜ採用に壁があるのか

40代50代のシニア歯科衛生士が応募してきた場合に、採用側がまず考えるのは採用後のリスクです。どの年代、どの人材にもリスクが伴いますが、シニア特有の不安というのもありますのでピックアップしてみました。

【シニア歯科衛生士を採用するリスクとして考えられること】

・家庭や家族の問題による退職や欠勤
・スタッフとの人間関係がうまくいかない
・進歩する歯科業界のスキルについていけない
・仕事がなかなか覚えられない、ミスが多い
・指示や注意を素直に聞けない
・我慢ができない
・体力がもたない
・健康上の問題

つまり、職場の即戦力となりうるかということや年齢の違うスタッフとの人間関係のトラブル、欠勤が多いといった勤務上の不安を感じることがあるようです。
さらに、シニア世代が面接の際に気を付けたいのが「態度」と「言葉遣い」です。面接の様子を見ると、若い世代は緊張感をもって臨みますので、丁寧な言葉遣いや態度です。ところがシニアともなるといわゆる「おばちゃん化」してしまう人がいるといいます。面接する側が緊張をほぐすつもりで世間話などを始めたとたん、気が緩んでいきなり馴れ馴れしい言葉遣いになり驚いたというケースがあります。面接での態度は第一印象を決定するものですから、年齢に関係なく緊張感を忘れずにしっかりした態度で臨みたいものですね。

採用後長く勤めるために必要なこと


面接を無事通過して採用が決まった後は、自分なりの努力を必要とします。昔働いていた頃とは、環境も心境も立場も違うことを忘れてはいけません。

現在勤務しているスタッフも、年上の歯科衛生士が入ってくることに多少なりとも不安を感じているはずです。そこで、周りのスタッフがみな年下であっても、自分が新入社員であることを念頭に日々謙虚に行動することが大切です。
そこで、長く勤めるためのコツを紹介しましょう。
・自分からあいさつをする
・わからないことは必ず聞く。確認する。
・メモを必ず用意する(以前より記憶力も衰えています)
・嫌なことや納得がいかないこともひたすら我慢する
・素直に「すみません」「ありがとう」を言葉にする
・フランクに話せる人を見つける

30代と40代50代のギャップは思っている以上に大きいものです。シニア世代で入社後に辞めてしまう人のほとんどは、自分から退職を決めてしまうそうです。つまり、歯科医院から退職勧告をされるわけではなく自分から諦めてしまうのです。
小さいエリアで限られたスタッフと濃厚な時間を過ごすのが歯科医院という職場です。いかにしてそこの色に早く染まれるか、が長く勤めるコツともいえそうです。

 

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