スタッフ不足の歯科医院の現状とは?

Main 20190321
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歯科業界は「とにかく人材が足りない」「募集しても入ってこない」と言われ続けてどれくらいでしょう。歯科衛生士の求人は常に回転し続けており、毎日たくさんの情報があふれているにもかかわらずです。

スタッフが足りないことに関連した転職情報や市場動向についての情報は目にすることも多いです。でも、実際現場ではスタッフが足りないことによってどんなことが起きているのかは知られていないことも多いですね。もちろん忙しい!というのは誰もが想定できますが、現実的には単に時間に追われカルテに追われて忙しいだけではありません。

それでは、スタッフが足りない歯科医院の業務実態はどんな状況なのか、具体的に説明していきましょう。

スタッフが足りない歯科医院の業務状況

通常の歯科医院の業務といえば、診療に関する仕事が中心となります。診療の中で歯科衛生士は、先生のアシスタントをはじめスケーリングやSRPなどの歯周病に関わる業務のほか、印象採得、歯磨き指導、フッ素塗布などさまざまな業務を行います。

でも、歯科医院全体でみるとスタッフの仕事はそれだけではありません。受付対応や診療の準備・片付けなどさまざまです。特にギリギリのスタッフでやりくりしている歯科医院では、受付は助手の業務も担い、歯科衛生士も受付や診療の準備や片づけなど、裏方の仕事も含め全員でするというのが一般的です。受付がアシスタントに回っている時は、電話が鳴ったり来院した患者さんの対応に手の空いている者が走ります。ですから、受付と歯科衛生士、助手が三つ巴で走り回ることになるわけです。

それも、スタッフ同士の関係がよくてお互い助け合える雰囲気ができている歯科医院なら、阿吽の呼吸できちんと回ります。でも、スタッフ同士があまりうまくいっていない歯科医院では、イライラが募りお互い無視したり衝突することもあるようです。

 

あと1人いれば…歯科衛生士がそう考える時

通常、診療などの表向きの仕事は、粗を出さないようスタッフ全員でなんとかこなしていきます。予約制がほとんどなので診療にかかる時間がある程度予測できるため、カルテがたまってもうまく調整しながらできる限り時間内に消化することはできます。

ただ、それ以外にたまってしまうのが裏方の仕事です。使用済みの基本セットや器具器材の消毒と滅菌作業はたまる一方です。大量にたまった使用済み器具器材の片づけは非常に手間がかかりますし、感染防止のために絶対に手を抜けません。たまりにたまった片づけ作業は意外に時間がかかるので、お昼休みに食い込んだり帰りが遅くなってしまうこともしばしばです。そういう時、滅菌担当のスタッフがもう一人いれば…と考える歯科衛生士も多いでしょう。

また、大きい症例がある場合、臨機応変にサポートしてくれる慣れたスタッフがいてくれると安心です。例えば、歯数の多いブリッジの印象採得などは印象を練ってくれる人がいてくれるとスムーズにいきますし、失敗も少ないものです。

またインプラントや埋伏抜歯のように時間のかかる外科手術の場合にも、サポートがいてくれると非常に助かります。観血処置を行っている最中にはアシスタントについている歯科衛生士はすぐに動けないことも少なくありません。そんな時、サポートに回るスタッフが1人いてくれると、スムーズに先生の急な指示にも対応することもできますね。

歯科医院の業務は連携で行われることも多いので、「あと1人いてくれたら」というシーンは結構頻繁にあるものなのです。

 

売り手市場を活かした転職を

空前の人材不足で歯科衛生士は引く手あまたのはずです。でも、自分が思うような転職先に出会うのはなかなか難しいものです。

忙しくて本当に人手が欲しい歯科医院は、たいていの場合即戦力を求めています。ですから、自分のスキルとやりたい業務や目的にマッチした歯科医院に転職が決まったら、早速通常業務ができることを期待されているはずです。初めのうちは新しい職場の流れや配置に慣れるのは大変ですが、忙しく働いているといつの間にか体が反応していくものですね。そうやって、動きや流れを覚えながらチームの一員となっていきます。

ただ、どんな場合でも採用条件がいいからという理由だけで応募するのは避けましょう。採用の理由が欠員募集なのか業務多忙のための増員なのかといったところもチェックしたいですね。また、現在勤務しているスタッフの人数や内訳なども確認することも忘れずに。歯科衛生士の人数が少ない歯科医院ではいきなり責任ある仕事を任される可能性もあります。とりあえず忙しさの目安としては、月平均の残業時間を参考にするとわかりやすいですね。その場合残業手当の有無もしっかり確認することを忘れないようにしましょう。スタッフ間の雰囲気もわかりませんから、まずは情報収集をしっかりやることが大切です。

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